HTTPS設定ファイル生成ツール0.6(ベータ版)

各種ガイドラインに応じたApache、nginx、lighttpdなど主要なサーバーのHTTPS設定を自動生成します

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簡易設定情報

ガイドラインの種類:

サーバーソフトウェアの種類:

a) Pinにマッチさせる証明書のPEM(SSLサーバー証明書や中間CA証明書等)

b) Pinにマッチさせないバックアップの証明書もしくはPKCS#8公開鍵のPEM


生成された設定ファイルの一部

本ツールの説明

「CRYPTREC/IPA SSL/TLS暗号設定ガイドライン~安全なウェブサイトのために(暗号設定対策編)~」 の発行を記念しまして、ウェブサーバーのSSL設定ファイルを生成するツールのベータ版を公開します。 本ツールは、CRYPTOREC/IPAのガイドラインで定義されている「高セキュリティ型」 「推奨セキュリティ型」「セキュリティ例外型」の設定に加え、Mozillaや他のプロファイルの 推奨設定もメニューで選ぶだけで簡単に生成できます。

現時点ではベータ版のため、

  • Apache 2.4系、Apache 2.2系、nginx、lighttpdのssl.conf設定ファイルしか生成できない。
  • 暗号スイート、プロトコル、暗号スイート順序、TLS圧縮オフ、Public Key Pinningしか設定されない。
  • OCSP stapling、HSTSなどは未対応。(近日対応予定)
となっていますが、よかったらご利用ください。Public Key Pinningの設定に対応するためは、 SSLサーバー証明書、中間CA証明書のPEM形式でコピーペーストして頂ければ、自動的にPinningの 設定を出力します。

本ツールは、@kjur が個人的に作成したものであり、CRYPTRECやIPAにより公開されているページではありません。バグ報告や問題のご指摘はこちらのバグトラッカーで日本語でお知らせください。

使用方法

  • 準拠したいガイドラインのパターンを選択します。例えば、「CRYPTREC/IPA SSL設定ガイド 推奨セキュリティ型」など選択します。
  • 設定対象のウェブサーバーのソフトウェアを指定します。例えば Apache 2.4 などを選択します。
  • Certificate Pinning(Public Key Pinning)のヘッダ情報を設定したい場合には、PEMテキスト形式の証明書を コピーペーストします。 SSLサーバー証明書からルート証明書の手前の中間CA証明書までをa) b) c)に順にコピーペーストしてください。 中間証CA証明書は2段まで対応しています。例えば、ルート>中間>サーバー証明書の3段である場合には、 a) b) にのみ登録し c) は空欄としてください。
  • 「生成」ボタンを押せば、ガイドに従った設定ファイル(の一部)が下に表示されます。
  • 生成された設定ファイル(一部)の内容を設定し、動作確認する。

注意事項

必ずテスト環境および本番環境で、期待された動作をするかご確認ください。

参考リンク

補足説明

Public Key Pinningのために、証明書をテキスト添付するのは気持ち悪いと思われるかもしれませんが、 ご安心ください。 すべての処理はブラウザのJavaScriptで行われ、サーバーに送信することもなく、 HTMLファイルとJavaScriptファイルさえあれば、オフラインでも実行することができます。 具体的には自作のjsrsasignという、 JavaScript暗号ライブラリを使って、PEM形式のX.509証明書を解析し、SubjectPublicKeyInfoから 公開鍵を取り出し、ハッシュ計算し、Pinning用のヘッダ値を生成しています。

ニュース

  • 2015.06.21 - 0.5ベータ版 Bulletproof SSL and TLSへの対応。SSL/TLSガイドで記載された Certificate Pinningの記載誤り(Backup Pin)への対応
  • 2015.05.16 - 0.4ベータ版 lighttpdに対応
  • 2015.05.15 - 0.3ベータ版 nginxのMozillaのガイドのprotocol値の誤りの修正
  • 2015.05.14 - 0.2ベータ版 nginx設定、TLS圧縮オフに対応  (CRYPTRECガイドにはAppendixに圧縮オフ設定例はなかった)
  • 2015.05.13 - 0.1ベータ版 初版公開